大学入試小論文とAI《後編》

私立大学で講義科目[ロジカルライティング]を教える講師がレクチャーする高水準でわかりやすい大学入試小論文講座

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合格するには十分すぎるほど贅沢でレベルが高くもわかりやすい講義と添削でした講座受講生によるコメント
志望校を決める前からでも論理的思考力を養うことは国語ばかりでなく課題文設問文理解読解に必ず役立ちます

小論文の書き方
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大学入試の小論文解説
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小論文のポイント
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合格者の声
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目次

採点者である大学教員とAI

議論のテーマ

「AI vs 人間―高校生による小論文答案の水準や質をいかに向上させるか」

 また、「人間 vs AI」は実は論文執筆をおこなう大学教員自身が向き合っているテーマでもあります。大学で講義や事務的な仕事にも追われる大学教員は、なるべくミニマムな時間で、自ら研究論文をどう産出していくのかが問われています。高校生よりも、AIが「書いた」論文と自身の論考との相違点、つまり両者はどう異なるのかを査問されているのが大学教員です。

 AIの技術発展をここ十年ほどとするのであれば、ほとんどすべての大学教員が、それ以上の時間をかけて、限られた時間をいかにやり繰りしながら論文を書くのかに、ある意味では汲々とする経験を経ています。どのように論文を生産するかが研究者の前半戦のメインテーマです。もちろん、AIに便益や魅力を感じ取りつつ、どのように「人間らしさ」を伴った論文を発表するかと大学教員は対峙しています。

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⑥学生自身が書いたのか、AIの示す文章をコピーしたのかをめぐる判断

 したがって、小論文試験の採点官である大学教員は自身が苦労を重ねているからこそ、高校生自身が練り上げた答案とAIを利用して「書かれた」答案とを見分けることができます。

 とりわけ試験までの事前訓練段階のみならず、総合型選抜で事前に課題を提出させる試験方式でそれがいえるでしょう。さらにいえば、実際に試験会場で鉛筆と消しゴムを使って書かれた小論文答案から「この高校生はどのような本を読んできたのか、どう書く訓練をおこなってきたのか」をまるで「霊能者」(笑)であるかのように見抜きます。
 
 さらに例えるとすると、将棋の世界でAIでの研究とそれを通じた実力養成が広まっているなかで、相手の指す手からトッププロはその《意味》を無言で看取していきます。「ああ、この手をAIで自宅にて深掘りしたのだな」とわかるのです。そして、一流の将棋棋士たちは人間同士による対局であることを強く認識しながら、自力でAIに頼ることなく、自身の脳で《最善手》を探り当て、相手に「人間にとっては難解で複雑な局面、難題」を勝負事として差し出すことに心血を注ぐわけです。

 他方で、大学において毎回の講義で提出が求められるレポートでは、その見分けが難しくなりつつあるといえるでしょう。大学入学後に提出するレポートや研究論文では、大学入試で課される小論文から、一段階上がって高等教育機関での修学であるがゆえに、より一層専門性が高くなるからです。そうだからこそ、それらを学生自身が書き上げたのか、AIが示す文章をコピー&ペーストしたのか、判断しにくいとも捉えられます。

 とはいえ、文献、資料からの「盗用」を含めた「剽窃」(いわゆる「丸パク」)に対して厳正な態度で望むことをほとんどすべての大学で表明しています。学生による生成AIなどの利用をなくすなどといった対応は非現実的なものです。むしろ、どのように調査や分析にAIを利活用するのか、すべきなのかを大学初年次に伝えることが現在、多いでしょう。また、論文が剽窃でないかを調べるソフトウェアも存在しますが、大学教員による使用がよくみられるというほどには普及していないと感じます。

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合格者速報(2026年度大学入試)総合型選抜

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⑦大学入試小論文で求められているのは「常識を問い直す」こと

 大学ではその学問領域の専門性を追求する一方、それ以前に高校生が受験する大学入試小論文では、「常識とは異なる課題文の視点を理解して、その視点から書き手が現実を解釈し直す作業が求められている」と名古屋大学大学院教育発達科学研究科の渡邉雅子教授は指摘しています(渡邉雅子 2022)。『論理的志向とはなにか』(岩波新書)で次のように述べています。

小論文の執筆には、社会問題を複雑なまま受けとめる知性と切実性が要求される。結論を分かりやすいきれいごとにしたり感情的な問題にしたりすると、小論文としては不合格である。

 つまり、大学入試小論文で高校生が問われているのは、人文社会科学、自然科学に関する専門性というよりも、世界を取り巻く複雑性を議論し、「常識を問い直す」ことが高校生の水準でできているのか、論文は作文とは異なる特徴をもつものだという点を答案で示せているのかです。

 したがって、大学生と高校生とで求められている事柄が異なるのです。まずこの点を当校の座学講義で理解したうえで、過去問ほか問題演習を通じて実践的に「社会問題を複雑なまま受けとめる知性と切実性」を答案でどのように表現していくのか知っていくことこそが重要だといえます。

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伊丹高校(公立・兵庫)現役生|英数は得意の一方、国語が偏差値40台と大の苦手科目で「どないしよう・・・」と焦るなか、小論文の学習開始を決意。気がついたら現代文の成績がぐんぐん向上していました
(6カ月コース受講生本人談)

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小論文にまつわる「タイパ」「コスパ」なるもの

 そうした過程のなかで、採点者が「これは(人間である)高校生自身が書いた小論文論考である」とみなしてもらえる答案が書けるようになります。AIほど、「タイパ」なるもの、「コスパ」なるものはよくなく、時間を投じる必要もあれば、もがき苦しむような経験も小論文対策には求められます。そうした準備や訓練を経て、「これはよく書けている」と判断される答案が書けるようになっていくのです。

 一見遠回りにみえるような小論文に関する基礎的な力土台として培うことが、時間がかかっても実は効率がよいのです。技術やテクニックをいくらコンビニエントに調達しても、「社会問題を複雑なまま受けとめる」議論を展開することは難しい。立論するための基礎部分が形づくられていないからです。

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早稲田の現代文国語|分析と対策
早稲田人科2025国語|詳細解説
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一橋2025国語|3つの設問を詳しく解説設問要約せよの意味
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⑨明確な答案水準の向上

 当校では、大学教員が論理的であるとみなす表現や論の運び方を講義ばかりでなく、各種送付資料のほか、添削および講評でレクチャーしています。そして、当校受講生は自身のうちに小論文で用いられる表現や立論の仕方を「輸入」し、積極的に「模倣」しながら覚えていきます。時にかなり厳しくその指導を進めて、徹底した「ダメ出し」を添削や講評でおこなうこともあります。

 そうした小論文にまつわる実力を上げるための葛藤を経験する受講生もいますが、そうした訓練を経ると答案の水準や質が明瞭に見違えるように向上します。いわば「生みの苦しみ」とでも呼ぶべき努力が、合格という大きな成果、結果をもたらすのです。

基本講座
国公立二次対策も

※専科講座以外の大学学部
※総合型選抜&一般選抜

ハイレベル講座
難関国公立・早慶向け

※難関国公立・早慶向け
※総合型選抜&一般選抜

早慶専科
一般選抜・総合型選抜

※早慶各学部全般
※総合型選抜&一般選抜

スポ科専科
一般選抜・総合型選抜

※2025年度総合問題対策
※スポーツ推薦選抜&一般選抜

慶応文専科
一般選抜・総合型選抜

※難度の高い小論文対策
※自己応募推薦&一般選抜

学芸大専科
一般選抜・総合型選抜

※各学類・コースに対応
※学校推薦型選抜&一般選抜

当校に関する紹介・説明

小論文対策が難しい理由

小論文を難しく感じさせる理由
  • 出題範囲が明確でないこと
  • 高校教科書が指定されているわけではないこと
  • 唯一の正解や正答が存在しえないこと
  • ゆえに自身で「合っているのか」「間違っているのか」を判断しづらいこと、採点できないこと。
  • その一方で、答案に良し悪しが明確にあり、試験で採点され合否が決まること
  • 小論文は、他教科のように定番の参考書を繰り返せばよいというものではないこと
  • 合格までのスケジュールや学習方法が一般的に確立していないこと

など受験生や保護者の方を悩ませる要素に満ちているのが小論文です。
では、どうするのか。

当校の小論文レクチャー
  • 小論文ならではの他教科とは異なる準備の仕方
  • なにが小論文科目で重要なのか
  • 具体的な出題においてどのように減点(加点)されうるのか、そしてどう書けばよいのか

関して添削講評や講義を通じてレクチャーしていきます。

合格に向けた取り組み

合格への道程
  • 英数国社理の学力養成を進めながら
  • 《読み、書く習慣》を設け、つけたうえで小論文を書くための地盤を整備し、経験を重ね
  • 小論文の他教科でいうところの基礎固めと応用演習を行うこと

ができる点を強調したいと思います。

早期の対策開始が鍵

つまり、

POINT
【推薦入試】

【推薦入試】であれば校内テストなどで良い成績をおさめたうえで、ブラッシュアップした志望理由書に基づく面接対策を行い、「よい小論文答案」を確実に書き上げることで合格に近づくよう

POINT
【一般入試】

【一般入試】であれば大学共通テストで高得点を取って着実に有利な状況を作り出したうえで、二次試験における高得点者同士による「小論文勝負」で着実にライバルに勝つことができるよう

にするために、早期対策がカギを握っているといえます。

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