筑波大学 障害科学類[後期]一般選抜【小論文解説】

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筑波大学 障害科学類[後期]一般選抜 小論文の概要と傾向

試験の概要

出題形式:
※大学HPで過去問公開

配点:

時間:60分

出題の傾向

難易度:標準

【ポイント】
心理学類とともに、ひじょうにユニークな出題形式が採用されている。
集団討論を想定し、それを紙上で再現する記述を求めている。論文ではなく、「話し言葉」で書くよう指示されている(過去3年間)。
コロナ禍での受験生の集合を避けることを目的としていると思われる。論文形式ではなく、「話し言葉」での記述が指定されているため、事前に書き慣れておく必要はある。

ポイントとしては、出題意図にある通り、周囲の受験者による意見に応答し(「独りよがり」はNG)、その議論の協働を通じて、論理的かつ協調的に結論を導くよう、わかりやすく答案として示すことであろう。
話し言葉と示されている以上、例えば「 」(鍵括弧)でセリフを盛り込むこともOKだろうし、■●◇といった記号類を用いながら集団討論で提出されるだろう意見を記すといったような工夫も許可されるだろう。

障害科学類というきわめて独創的な学問領域を形成している点も受験生は注視する必要がある。
この学類は、いわゆる養護教諭を養成する課程といったことだけを意味していない。
・「障害を科学する」とはどのようなことなのか
・「障害」とはどのように捉えられるのか
について、自身の考えを準備しておくことが答案執筆時にも必ず役立つ。それは入学前の志望理由であり、入学後の学修へとつながるものでもある。

学問への入門編(橋渡し)としては、以下のWeb講義を参考にしてほしい。

具体的な対策問題

過去問以外に、どのような問題に取り組むことが小論文対策になるかわからないといった相談の声が寄せられることがあります。
当校では、アドミッションポリシーを分析し、過去問以外で事前に取り組むべき対策問題を選定して提示するほか、時事課題論文については新聞記事から作問して用意するケースもあります。

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