目次
福島大学 行政政策学類[後期]一般選抜 小論文の概要と傾向
試験の概要
出題形式:
※大学HPで過去問公開
配点:100/100
時間:120分
出題の傾向
難易度:標準
【ポイント】
1200字程度の論述である。
令和5年度に出題された2つの資料のうち、一つは藤代裕之によるものだった。藤代は徳島新聞やNTTに勤務経験のあるメディア研究者でその取り組みは理論研究ではなく、実学的な方向に振られている。また、令和4年度に課題文として採用されたのは、堀川三郎が岩波書店刊行の雑誌『世界』へ寄稿した論考だった。つまり、後期試験についても、現実(具体)と理論(抽象)の双方を行き来できるような論理的思考力を問うている点が前期試験と共通している(また、いわゆる「リベラルさ」も出題背景に垣間見られる)。
公開されている出題意図、特に令和3年度に示されたことが受験生の小論文対策としてたいへん参考になる。
出題意図
「地域社会の課題を重層的に理解したうえで、真に有効な対策を組み立てていくことが求められる」
とある通り、事象や現象について《重層的に》《複層的に》論じることが要求されている。還元論(いわゆる単独犯説の支持)に陥らず、複合的に社会現象・事象を論じれば、高得点が期待できる。
前期試験で問われた社会規範、民主主義、シチズンシップについては、以下のWeb講義を参考にしてほしい。
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具体的な対策問題
過去問以外に、どのような問題に取り組むことが小論文対策になるかわからないといった相談の声が寄せられることがあります。
当校では、アドミッションポリシーを分析し、過去問以外で事前に取り組むべき対策問題を選定して提示するほか、時事課題論文については新聞記事から作問して用意するケースもあります。
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