目次
福島大学 経済経営学類[後期]一般選抜 小論文の概要と傾向
試験の概要
出題形式:
※大学HPで過去問公開
配点:200/200
時間:90分
出題の傾向
難易度:標準
【ポイント】
1000字超を90分で書くオーソドックスな出題である。
取り上げられたテーマは、行動経済学におけるナッジ、DX(デジタルトランスフォーメーション)、地域と災害など、社会的に注目の集まる事象や現象が多いようだ。
ナッジについては、キャス・サンスティーンの著書が選ばれている。彼は、ハーバード大学ロースクール教授で憲法学、行政法、環境法が専門である一方、『インターネットは民主主義の敵か』『#リパブリック: インターネットは民主主義になにをもたらすのか』などデジタル時代における民主主義に関する論考が著名であり、大学入試小論文で出題される可能性の高い論者の一人である。
ナッジ、AI、地域災害といったテーマで「あなたの考えを述べよ」と出題されると、「私の経験や体験」に基づいて答案を書く誘惑にかられるだろう。特にナッジの出題では「あなたの経験や知見」と設問に指示されているため、なおさらである。
しかし、あくまでも論文形式で書かねばならない。つまり、作文ではないことに留意する必要がある。
他学類で問われた社会規範、民主主義、シチズンシップについては、以下のWeb講義を参考にしてほしい。
具体的な対策問題
過去問以外に、どのような問題に取り組むことが小論文対策になるかわからないといった相談の声が寄せられることがあります。
当校では、アドミッションポリシーを分析し、過去問以外で事前に取り組むべき対策問題を選定して提示するほか、時事課題論文については新聞記事から作問して用意するケースもあります。
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