神戸市外国語大学 一般選抜[後期]・学校推薦選抜・特別選抜 小論文の概要と傾向
小論文試験は、
①高校で「小論文」といった授業科目が設定されておらず、
②また、「小論文」という高校教科書があるのでもなく、
③高校で「小論文の書き方」を教わった経験のない人も多い、
④そして、正答例を「なんとなく『眺める』」だけで、実力が自ずと向上するわけでもない
いわば「ないない尽くし」のなかで学習を進める対策が難しい科目です。
本番の試験で着実に高得点を取るには、
①論文とはそもそも何か
②論文のルール、作法、構造とはいかなるものか
③論理的思考力、表現力、読解力をどのように培うか
④図表読み取り問題で問われる《情報の取り出し》《解釈》《評価》
について理解したうえで、的確に対策と実践演習を進める必要があります。
合格者の声(2025年度大学入試)
試験の概要
大学が発表している通り、「2025年度一般入試(後期日程)から小論文を廃止し、大学共通テストの得点のみで合否判定を行う」ことが決まっている。一方で、総合型選抜での体験授業を受講したうえで提出レポートおよび面接、学校推薦型選抜における小論文および面接に変更はないようである。
2024年度一般選抜における小論文の出題意図で示されているように、神戸市外国語大学は《現代社会で「ごく当たり前」「当然」と捉えられている思考方法や価値観を相対化する批判的思考力》を重視していることが伺われる。
したがって、総合型選抜・学校推薦選抜・特別選抜での合格を目指す受験生に向けて、以下の小論文出題について解説していく。なお、当校では、面接対策や志願書添削のみならず、大学模擬講義の実施とそのレポート指南も実施することができることを付記しておく次第である。
出題の傾向
難易度:標準
※以下、青地はリンク
【ポイント】
課題文が公開されていないことを受けて、設問と出題意図から説明をくわえる。
令和5(2023)年度 一般選抜(後期)
アマルティア・セン『貧困の克服 ―アジア発展の鍵は何か』(集英社新書、2002年)から課題文が採られた。集英社のHPで次のように説明されている。
「基本は、人への優しさである
アマルティア・セン『貧困の克服 ―アジア発展の鍵は何か』(集英社新書、2002年)
アジアで初めてノーベル経済学賞を受賞したセン博士が提唱する、これからの世界像とは?
アジアで初めてノーベル経済学賞を受賞したセン博士は、日本やアジア再生の鍵は、かつての経済至上主義路線ではなく、人間中心の経済政策への転換であると力強く提唱する。国連も注目する「人間の安全保障」という概念の可能性とは何か?また、「剥奪状態」「潜在能力」「人間的発展」といったキーワードが示唆する、理想の経済政策とは?
四つの講演論文を日本の一般読者向けにオリジナル編集した本書は、セン理論の入門書であるとともに、いまだに貧困、暴力、深刻な人権侵害にあえぐ人類社会を見つめなおすための必読書でもある」
要するに、第一級の経済学者による1999年の講演から課題文は抜粋されたのであるが、大学入試小論文という視点で捉えると、ロールズ、セン、サンデルら海外の第一級の論者による「公正な社会は可能なのか」という現代における根本的なテーマをめぐる思索は、とにかく課題文に設定されやすいということを示している。(ここでは各出題大学を列挙しないが、大学入試小論文の大きな潮流の一つとして捉えられる)
さて、センである。センについては欄外の別途説明を参照し、どのような重要論者なのかを把握しておこう。
神島裕子は『正義とは何かー現代政治哲学の6つの視点』で次のように解説している。
センは、1979年のスタンフォード大学でのタナー連続講義「何の平等か?」のなかで、ロールズの「基本財」というアイデアを取り上げ、平等であるべきは基本財ではなく、「基本的ケイパビリティ」であるという論陣を張りました。個人的福利(自由)と社会的厚生(平等)の両立を目指すセンがロールズ正義論に着目したのは自然なことでした。
センが持ち出した「ケイパビリティ(潜在能力)」とは、ある人がなにかを行ったり、何かになったりするための、実質的な自由のことです。ある人のケイパビリティはその人が持っている財と関連しており、また、ある人の生活はさまざまな活動や達成された状態である「機能」から構成されています。… …個人的選択の自由に価値を置くセンは、各人の財や機能ではなくケイパビリティを、個人的福利を評価する際の情報的価値として用いています。
こうしたセンによる個人的福利(自由)と社会的厚生(平等)の両立という立論を【中央大学 国際経営学部】2023年度 小論文解説・正答例では参照し、正答例に盛り込んだ(←この出題は繰り返し当校解説でリンク引用をしているが、それはロールズ、セン、サンデルといった大学入試小論文で出題の多い重要論者に関する背景知識として詳しく説明しているからである。つまり、重要な説明を夏中にしておいたということである)。
なお、センについては文末注を参照しておいてほしい。
問1 民主主義は重要であると筆者が考える理由を、本文に即して四〇〇字以内で説明しなさい。(三〇点)
そのうえで、2つの設問をみれば、問1で「民主主義は重要であると筆者が考える理由」を400字で説明を求めている。そして、この設問をよく考えてみてほしい。民主主義の重要性を真正面から問うのが大学小論文なのである。もちろん高校生のオリジナル論考など求めていない。第一級の論者に関するわかりやすい解題や講演が課題文に採られるということである。その論考について論理的に把握したうえで要約を書かせるというのが大学小論文であり、対策もそこに収斂する。
問2 以下の見解について、筆者の意見に対する賛否も含めて、あなたの考えを八〇〇字以内で述べなさい。 (七〇点)
「民主主義的な制度は、緊急事態においては、意思決定に時間がかかり適切な対策が遅れることがある。国家が社会の安全を確保するために迅速な措置をとる必要がある場合、強権的な政府の方がより有効に対応できることもある。重要なのは、政府の施策が社会的必要に適合しているか否かであり、民主主義は最善の意思決定システムとは言い難い。」
2023年度神戸市外国語大[後期]一般選抜 小論文試験 設問文
これがいかに民主主義、権威主義、独裁主義という国家体制をめぐる相違と世界的な感染症の爆発的流行といった喫緊の課題の双方にとって根底的なテーマであるかは、COVID-19のケースを思い浮かべればすぐにわかるだろう。
こうした基底的なテーマに関する出題は、「そんなの知らないよ、そもそもオトナが解決できないんだから。地球環境問題にしたってそう。私たちコドモはただただ従っておけば、あるいは従っている振りをしておけばいいんだよ」といった思考停止に対して明確にNOを突き付け、受験生を揺らがせようとしている。これはもちろん、なにも悪意があってそうした出題をしているわけでは当然ない。根本的で基底的な課題やテーマに対して論理的な思考で対峙することの重要性や意義を出題を通じてメッセージとして受験者に送っているのである。そうした論理的な思考の基礎的能力を小論文試験で問うているのである。
神戸市外国語大学を受験予定の人へのメッセージ
神戸市外国語大学を受験する予定の皆さんへ
このサイトを訪れた皆さんとは互いに会ったことも、話したこともない者同士であるものの、神戸市外国語大学への入学を目指す受験生にぜひ、伝えておきたいことは、小論文試験に関してこの夏から具体的に準備を進めて欲しいということです。
過去の出題を精緻に分析したうえで、《現代における文化》に関してどのような出題がなされても対応できる力を身につける準備を進めておくことがきわめて重要です。受験本番まで時間がまだ残されている今からだからこそ準備できることを端的に講座で伝えます。
大学院博士課程で《現代文化》について学んだがゆえに見通すことのできる、神戸市外国語大学の小論文にどうしても必要だと思われる内容をレクチャーします。
令和5(2023)年度 学校推薦選抜・社会人特別選抜
参考までに学校推薦の出題にも触れておこう。『文化人類学辞典』の中の「文化相対主義」の説明、つまり欄外のような辞書の説明を課題文として設定した珍しい出題である。しかも、これを要約したうえで、「あえて反論するとすればどのような議論が可能か、事例を挙げて論じよ」という、なかなか難儀な問題が出されている。要するに、「辞書の記述に喧嘩を売ってごらんなさい」という問題だからである。
『現代社会学事典』をみると、次のように説明されている。
… …文化相対主義は、第二次世界大戦後からきびしく批判されるようになる。相対主義は広くその論理的欠陥が哲学的問題として指摘されていたが、第二次世界大戦後の世界では、ナチスの政治理念も尊重すべきかという批判に応答することが困難になり、その倫理的弱点が浮き彫りになった。
『現代社会学事典』弘文堂
また、リベラリズム思想は多様性を尊重するが、多様性を保持しようとするあまりアイデンティティを固定化する文化アパルトヘイトを起こしかねないという危惧も表明されている。文化相対主義は、いまでは理論的新鮮味はなく、忘れられつつある概念である。
この社会学事典による説明は、設問に対するほとんど答えになっている。受験生は大いに参考にしてほしい(学校推薦選抜の試験で、評定平均の高い、比較的真面目な学生であれば、「辞書に喧嘩を売ってください」という設問には多少なりとも驚愕するのではないだろうか)
さて、文化帝国主義も同じように理論的新鮮味を失いつつあるが、例えばチョムスキーあたりに切れ味鋭くズバッとメディアと国際社会を一刀両断にされると、いわゆる「教養」というものにとってまだまだリベラルさは健在で、必要でもあると感じさせたりするから不思議なものである。
イギリス統治下インドの西ベンガル州サンティニケタンに生まれ,推計死者300万人にも上る「ベンガル大飢饉」 (1943) を目撃。 カルカッタ大 学経済学部に入学し, マルクス, K. から大きな 影響を受ける一方, 読書の範囲をアリストテレ ス, スミス, A., ミル, J.S., ショー, G.B. にま で拡げた。同大卒業後、英ケンブリッジのトリニティ・カレッジに留学。… …
「人間の厚生と社会の評価に対して経済学が伝統的に保持していた関心へと回帰する必要性を痛感する」。59年に博士号取得後,英国, インド、米国の大学で教鞭をとった後、2004年ハーバード大学教授に就任。「厚生経済学への貢献」により 98年ノーベル経済学賞を受賞している。
社会的選択理論における「リベラル・パラドクス」 (個人の自由と全員一致原理との両立不可能性)の提題(1970), 近代経済学の主流派が前提としてきた人間像への痛烈な批判 (「合理的な愚か者」1977)で名をはせ、「ケイパビリティ・ アプローチ」を首唱して,福祉や自由, 平等といった規範的概念の組み替えに進んだ。さらにロー ルズ, J. らの「超越論的な制度尊重主義」 が理想的な制度編成に閉塞しがちとなる点を衝いたセンは,どのような社会変革がどれほど不正義を減らし正義を促進するかを見極める「社会的実現に焦点を定めた比較」という代替アプローチを全面展開するにいたっている (『正義のアイデア』)。
(現代社会学事典、弘文堂)
令和6(2024)年度 特別選抜(帰国子女・外国人留学生)
いかに文化は相対的に見立てられうるのか
令和5年度に続いて、《いかに文化は相対的に見立てられうるのか》というテーマに即した課題文が採られた。それを大学はきわめて重要なパースペクティブだと認識しているということである。出典である『ムラブリ―文字も暦も持たない狩猟採集民から言語学者が教わったこと』の版元である集英社インターナショナルのホームページに端的に示されている。
あなたの「ふつう」をひっくり返す 異端の言語学ノンフィクション
https://www.shueisha-int.co.jp/publish/%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AA
とある。つまり、一般的な社会通念としての《文化》や《言語》に関する「当たり前」や「ふつう」を問い直し、わかりやすくいえば「ちゃぶ台返し」、学問でいうところの前提を所与のものとみなさず、それを見直す姿勢やその実践が《批判》である。いわば「ちゃぶ台返し」を考えるにあたっての材料として2024年度はこの本が取り上げられた。
少数言語をどう捉え、見立てるのか
同書の紹介が目的ということではないながら、出版社による紹介文を引用したい。
就活から逃げ出した言語学徒の青年は、美しい言語を話す少数民族・ムラブリと出会った。文字のないムラブリ語を研究し、自由を愛するムラブリと暮らすうち、日本で培った常識は剥がれ、身体感覚までもが変わっていく……。 言葉とはなにか? そして幸福、自由とはなにか? ムラブリ語研究をとおしてたどり着いた答えとは……?
『ムラブリ―文字も暦も持たない狩猟採集民から言語学者が教わったこと』集英社インターナショナル ホームページ
ここで重要なのは、ムラブリ語は文字をもたない点(無文字文化)、筆者が日本でかたちづくった常識が見直され(問い直し)、言葉の根底的な意味合いを考察した(前提の再考)という点である。そして、言葉と身体は結びついており、前提の問い直しの過程で感覚(身体感覚)が編み直されるという点も見逃すことはできない。つまり、言語行為と身体や感覚は不可分に結びついているということだ。
出題・設問との関連―「バベル的言語観」と「コーラン的言語観」
設問にある「バベル的言語観」と「コーラン的言語観」のどちらの言語観がより説得的だと考えるのかという理由を提示する際に考察部分で言及することもできるだろう。つまり、課題文にある通り、言葉や言語は、感情、価値観、思想のみならず、人間の五感(感覚および共感覚)や身体感覚とも関係している。
あるいは、言語と行為の関係については、ジョン・L. オースティンによる『言語と行為』、ジョン・R. サールによるその名の通りの題名である『言語行為』など言語哲学と呼ばれる学問領域をなしている。当校講師は言語哲学に明るくないが、事物や思念を言語によって指し示すという行為に関する考察は決して表層的な次元に留まらず、人間の深奥に迫るような側面があるだろう。
英語とムラブリ語
【ムラブリとは】
タイやラオスの山岳地帯に暮らす少数民族。人口は500名前後と推測される。
「ムラ」は「人」、「ブリ」は「森」を指すため、「森の人」を意味する。タイ国内では「黄色い葉の精霊」とも呼ばれる。
かつては森のなかで狩猟採集をしながら遊動生活をしていたが、定住化が進んでいる。
ムラブリ語には文字がなく、話者数の減少にともない、消滅の危機にある「危機言語」に指定されている。言語学的に希少な特徴が複数確認されている。
『ムラブリ―文字も暦も持たない狩猟採集民から言語学者が教わったこと』集英社インターナショナル ホームページ
仮に「バベル的言語観」を世界的な統一言語としての英語と位置づけるならば、当然ながらその他の言語は消滅あるいは抹消、存在を等閑視されることを意味している。英語や中国語、スペイン語などに対してフランス語、ドイツ語、ロシア語のみならず日本語は話者が少ない。そして、日本におけるアイヌ語や八重山方言などのように、ムラブリは話者が500名前後という「消滅の危機にある危機言語」である。
「バベル的言語観」と「コーラン的言語観」再考
なぜ話者の少ない言語の消滅を危惧する必要があるのかは、設問である「バベル的言語観」と「コーラン的言語観」のどちらの言語観がより説得的だと考えるか理由とも関連するだろう。言語のレッドリストは、生物多様性に模して作成され、指定されたものであろうが、外国語大学である以上、話者の多い、少ない諸言語が教育や研究の対象である。
そして、なによりも言語の背景にある文化や習俗にも大きな問題関心を寄せるのが外国語大学である。話題が広がってしまったものの、異文化や「異言語」同士の相互理解を深める必要性を主張するのであれば(「コーラン的言語観」の支持、つまりいかに文化を相対的に見立てるのかという立場)、言語と行為、少数言語に対する視座、文化や習俗、レアリア(言語外知識)などへの目配りをすることが求められるはずであろう。
★高野秀行(ノンフィクション作家)
「不思議な本。ただ面白いだけでなく、別の世界にトリップしたような感覚に襲われる。」
『ムラブリ―文字も暦も持たない狩猟採集民から言語学者が教わったこと』集英社インターナショナル ホームページ
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- 小論文に関する基本的な考え方や知識(①②③)
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- 正答例にくわえてWeb上での講義(⑤)
- 当校受講生の合格者の声(⑥)
を以下のリンクからみることができます。
大学入試の小論文解説・正答例&Web講義
具体的な対策問題
過去問以外に、どのような問題に取り組むことが小論文対策になるかわからないといった相談の声が寄せられることがあります。
当校では、アドミッションポリシーを分析し、過去問以外で事前に取り組むべき対策問題を選定して提示するほか、時事課題論文については新聞記事から作問して用意するケースもあります。
参考)東大情報学環・お茶の水女子大・一橋大 院試過去問
例えば、東大情報学環(大学院修士課程)入試では、次のように出題される(2020年過去問)。
院試では課題文は与えられないことが一般的です。
以下はお茶の水女子大と一橋大の修士課程の過去問(2023年)。
※1 参考までに付言しておけば、国公立・私立を問わず、また志望校の難易を問わず、上記の他大学出題解説は役に立つものなので、閲読しておいてください(×「国立だから関係ないや」「私立だから見なくていいか」)
※答案を執筆した際は、出題分析の質の高さが担保された添削講評を受ければ、いわゆる「書きっぱなし」にならずに済むため、当校ほかで提供している「単発添削」や「講座受講」を活用することを勧めておきます
※2 なお、当校講師は社会情報学、メディア研究で博士課程で修学した経験や私立大学で「情報社会論」の講師を務めた経験があるため、東大情報学環(大学院修士課程)入試や社会科学系大学院修士課程入試の論文指導も可能です
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