福岡教育大学教育学部 初等教育教員養成課程 人文・社会教育プログラム[学校推薦・一般選抜後期日程] 小論文の概要と傾向




2025年4月より私立大学で講義科目[ロジカルライティング]を大学教員として教える講師がレクチャーする高水準でわかりやすい大学入試小論文講座


(講座受講生によるコメント)

◉2025年度入試で私立大学の二次試験、国公立大学の前期日程試験において課された小論文、総合問題から、《一カ月で対策する科目》ではなく、《他教科と同様に着実な準備が必要な科目》へと変化しつつあります。
◉いち早く対策を開始することが2026年度入試での合否の鍵を握っています。
◉小論文を「合否をわける重要科目」として捉えたうえで、しっかりと腰を据えて時間を投じながら対策と準備を進めることが重要です。
◉受験に打ち勝つためには着実な小論文対策をおこなう必要があります。ライバルに差をつける高い水準の小論文準備をおこないましょう。
◉2025年4月以降から、対策と準備を丁寧に進める小論文講座群を開講します。
☞本年度受講生の所属高校 ※一部抜粋
【公立】
日比谷高校(東京)都立国際高校(東京)小松川高校(東京)川越高校(埼玉)湘南高校(神奈川)横浜緑ケ丘高校(神奈川)川和高校(神奈川)横浜市立南高校(神奈川)石橋高校(栃木)五条高校(愛知)名古屋西高校(愛知)甲府第一高校(山梨)風越高校(長野)神戸高校(兵庫)宝塚北高校(兵庫)伊丹高校(兵庫)鳴滝高校(長崎)五島高校(長崎)James B conant high school(シカゴ)ほか
【私立】
国学院高校(東京)本郷高校(東京)桜美林高校(東京)青陵高校(東京)杉並学院高校(東京)江戸川女子高校(東京)昇華学園高校(東京)品川女子高校(東京)共立女子高校(東京)桐蔭学園高校(神奈川)英理女子学院高校(神奈川)芝浦工大柏高校(千葉)秀明高校(埼玉)開智高校(埼玉)浜松日体高校(静岡)盛岡中央高校(岩手)福岡大大濠高校(福岡)筑紫女学園高校(福岡)昭和薬科大学附属高校(沖縄)ほか
小論文試験は、
①高校で「小論文」といった授業科目が設定されておらず、
②また、「小論文」という高校教科書があるのでもなく、
③高校で「小論文の書き方」を教わった経験のない人も多い、
④そして、正答例を「なんとなく『眺める』」だけで、実力が自ずと向上するわけでもない
いわば「ないない尽くし」のなかで学習を進める対策が難しい科目です。
本番の試験で着実に高得点を取るには、
①論文とはそもそも何か
②論文のルール、作法、構造とはいかなるものか
③論理的思考力、表現力、読解力をどのように培うか
④図表読み取り問題で問われる《情報の取り出し》《解釈》《評価》
について理解したうえで、的確に対策と実践演習を進める必要があります。
合格者の声(2025年度大学入試)
































出題解説(2024年度試験)
問題の背景
《メタ倫理学》という高校生に馴染みの薄いだろう、一見すると取っ付きづらい学問領域に関する論考が採り上げられている(ただし、東京大学の2024年度学校推薦型選抜において倫理学に関する論考が課題文として採られ、出題されている)。道徳をめぐる考察は、アダム・スミスやマックス・ウェーバーのみならず、イマヌエル・カントなりニクラス・ルーマンなり、あるいは古代ギリシャ哲学から現代哲学に至るまで人間や社会を取り巻く中心的なテーマであり続けている。
今回、福岡教育大学の初等教育教員養成課程で倫理学を題材とする小論文試験が出題されたことに着目した。つまり、教育学部の小学校教諭を養成するためのコースにおいて、倫理学の学術的な意味、さらに文化、環境、社会に関する諸問題を答案で論じる問いとして設定し、その議論の前提(「そもそも」)を検討するよう求める設問の意味にも注目する必要がある。
出題の背景(1・2・3)
(1)
なぜなら、初等教育と倫理学に関する議論は、一見すると高校生がそれら同士を遠く感じるかもしれないからである。つまり双方には、溝やギャップがあるように思うかもしれない。しかし、大学側はそうは捉えていない。ゆえにこうした出題をおこなっていると分析されるのである。つまり、わかりやすくいえば、成人のみならず小学生も道徳や倫理、規範や義務を自明視することなく、問い直す必要があると大学側は考えているということである。
(2)
たしかに、現代社会を取り巻くさまざまな問題や課題は、すぐに解決できるようには思えない。例えば、地球環境問題やロシアとウクライナとの戦争は、複雑な要素や条件が絡まりあい、解決の糸口さえ見いだせないような状況にある。とはいえ、そうした事態を小学生なりに考え、説明できるとともに、意見をもち、解決を担っていることを教えることが小学校教師には求められている。


(3)
たとえ日本の公立学校における教師の過重労働といった深刻な就労状況のみならず、各家庭間の経済的格差が広まり、固定化しつつあり、教師も生徒も重大な事態のなかに付置されているといえど、小学校教諭は子どもたちに倫理や道徳について教え、一般的な社会通念を捉え返していく強靭な姿勢や能力を養う手助けをおこなう必要があるとこの出題は訴えているように見受けられる。そうした教育に関する高邁な理想がなければ、初等教育教員養成課程の小論文試験で《メタ倫理学》について出題しないであろう。

合格圏内の答案を書けるようになるための高水準でわかりやすい講座
選考全般で求められること
したがって、「そもそも」を問い返すことの意義や重要性を十分に理解することが受験者に求められているといえるだろう。それはおそらく小論文試験のみならず面接選考や志望理由書などの書類選考においても重視されるものと思われる。もちろん、学問における批判的精神(「そもそも」を問い直す)ばかりでなく、主体性や協調性、思考力や判断力や表現力も選考で測られるわけではあるが、《批判》とは一体何であるのかを知っておく必要があるだろう。

合格圏内の答案を書けるようになるための高水準でわかりやすい講座
補足
蛇足ながら、《批判》という言葉を聞くと、多くの小学生が人口に膾炙している「論破王」なる人のいわば相撲の取り口を思い起こすのかもしれないが、大学の教育学部教員がそれに対して危機感を感じないはずはないだろうわけで、「これは一から《批判って何だろう》《問い直すってどういうことなんだろう》を入学する学部生へ問う必要があるなあ」と試験問題を設定したとしても、何ら不思議はないだろう。
正答例
2024年度問題

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総合型選抜
小論文対策にくわえて志望書添削・面接練習・対策も行いたい方向け
一般選抜
難関中堅国公立・私立大学の小論文対策を着実に行いたい方向け
時期や要望に応じた講座・コース群 ※受講申込受付中
◉2025年度入試における私立大学の二次試験、国公立大学の前期/後期日程試験で出題された小論文、総合問題を概観すると、この試験科目はもはや《一カ月で対策する科目》ではなく、《他教科と同様に着実な準備が必要な科目》へと変化しつつあることが見て取れます。
◉いち早く対策を開始することが2026年度入試での合否の鍵を握っています。
◉小論文を「合否をわける重要科目」として捉えたうえで、しっかりと腰を据えて時間を投じながら対策と準備を進めることが重要です。
◉受験に打ち勝つためには着実な小論文対策をおこなう必要があります。ライバルに差をつける高い水準の小論文準備をおこないましょう。

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【1カ月コース】
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↑3か月前ころから着実に準備を開始し、他の受験生に圧倒的な差をつけたい人向け
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※各講座・コースとも受講人数に限りがあるため、お申し込み先着順となりますこと予めご了承ください

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社会科学・人文科学系を志望する受験生対象

※各コースとも受講人数に限りがあるため、お申し込み先着順となりますこと予めご了承ください
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動画解説(※画像クリックで遷移)
小論文の書き方
- 小論文に関する基本的な考え方や知識(①②③)
- 各大学の入試小論文解説(④)
- 正答例にくわえてWeb上での講義(⑤)
- 当校受講生の合格者の声(⑥)
を以下のリンクからみることができます。
大学入試の小論文解説・正答例&Web講義






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具体的な対策問題
過去問以外に、どのような問題に取り組むことが小論文対策になるかわからないといった相談の声が寄せられることがあります。
当校では、アドミッションポリシーを分析し、過去問以外で事前に取り組むべき対策問題を選定して提示するほか、時事課題論文については新聞記事から作問して用意するケースもあります。
参考)東大情報学環・お茶の水女子大・一橋大 院試過去問
例えば、東大情報学環(大学院修士課程)入試では、次のように出題される(2020年過去問)。
院試では課題文は与えられないことが一般的です。






以下はお茶の水女子大と一橋大の修士課程の過去問(2023年)。






※1 参考までに付言しておけば、国公立・私立を問わず、また志望校の難易を問わず、上記の他大学出題解説は役に立つものなので、閲読しておいてください(×「国立だから関係ないや」「私立だから見なくていいか」)
※答案を執筆した際は、出題分析の質の高さが担保された添削講評を受ければ、いわゆる「書きっぱなし」にならずに済むため、当校ほかで提供している「単発添削」や「講座受講」を活用することを勧めておきます
※2 なお、当校講師は社会情報学、メディア研究で博士課程で修学した経験や私立大学で「情報社会論」の講師を務めた経験があるため、東大情報学環(大学院修士課程)入試や社会科学系大学院修士課程入試の論文指導も可能です
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