2025年度[総合問題](一般選抜)概況
2025年2月23日実施の試験で初出題となった[総合問題]に関して、当校の見立てと解説、そして対策を紹介していこう。


2025年4月より私立大学で講義科目[ロジカルライティング]を大学教員として教える講師がレクチャーする高水準でわかりやすい大学入試小論文講座


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問題構成
大問はⅠからⅢの3問から構成された。
大問Ⅰは英文読解および英語による図表、大問Ⅱは日本語による図表、大問Ⅲは従来型の小論文が組み合わされた出題となった。大問Ⅰと大問Ⅱは選択肢問題、大問Ⅲは記述問題である。
大問Ⅰ | 大問Ⅱ | 大問Ⅲ |
---|---|---|
英語課題文読解 | (日本語課題文) | (日本語課題文) |
英語による図表読み取り | 日本語による図表 | 従来型小論文 |
選択肢問題 | 記述式問題 | |
試験時間:120分 |
難易度
あらかじめ公表されていたサンプル問題と実際の出題はもちろん異なった。そして、大問Ⅰの英文(英語)、大問Ⅱの計算にいわば「気圧(けお)された」受験生は多くいるに違いない。とはいえ、当校の見立てでは、この総合問題の難易度は決して「難しい」とはならない。具体的に大問ごとにみていこう。
2025年度早稲田スポ科[一般選抜]合格実績











入試科目と配点の変更
スポ科2025年度入試で、従来の[小論文 50点/90分]から新たに[総合問題 100点/120分]へと科目が変更され、配点が倍増し、十分な事前対策がより一層求められつつあります
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講義スライド(1)

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講義スライド(6)
2026年度入試で合格を勝ち取るためには、[総合問題][小論文]に対する対策を早期からおこなう必要があります。[総合問題[小論文]に対する着実な準備が合否を決します。
総合問題を「合否をわけるきわめて重要な科目」として捉えたうえで、しっかりと時間をかけて充実した対策と準備を進めることがきわめて重要です。
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大問1
COVID19の全世界的な流行を通じて人びとの意識や心理、ライフスタイルは大きく変容した。大学入試小論文の頻出テーマである。多くの大学の入試における現代文国語(評論文)や英語などでも出題がなされているはずである(予備校による模試や問題集でも取り上げられているだろう)。そうした意味では受験生が「面食らう」ようなテーマではない。
英語課題文は二段落から構成されるごく短い文章で、用いられている構文や単語は決して特異なものではなく、難度の高さは概ね含まれていない。むしろ、選択肢に示された動詞群に対する理解、つまり《語彙力》を問うている側面があるといっていいだろう。とはいえ、大学共通テストのリーディングで8割をとることのできる英語能力があれば、決して「難しい」とは感じないはずであるし、またこれを「難しい」と感じるようでは他受験生との勝負に打ち勝つことは困難であろう。
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小論文は、
- 高校で「論文」といった授業が設定されておらず、
- また、「論文」という高校教科書があるのでもなく、
- 高校で「論文の書き方」を教わった人も少ない、
- そして、正答例を「なんとなく『眺める』」だけでは、実力が自ずと向上するわけでもない
いわば「ないない尽くし」のなかで学習を進める対策が難しい試験科目です。
スポ科総合問題試験で高得点を取るには、
- 小論文とはそもそも何か
- 小論文のルール、作法、構造はどのようなものか
- 論理的思考力、表現力、読解力をどのように培うか
- 図表読み取り問題で問われる《情報の取り出し》《解釈》《評価》
について着実に理解したうえで、的確に対策を進める必要があります。
試験直前に「準備が間に合わない…」とならないためには、データの読み取りや小論文を含む[総合問題]に対する早期の対策開始がなによりも重要です。着実に合格できる実力を養うためには、早めに準備を始めることを勧めます

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合格者の声(2025年度入試)
※以下、画像クリックで各ページへ
2026年度入試に向けた対策[1]
そうはいっても、「ただ大学共通テストや国公立・私立大学の二次試験[英語]の対策をしておけば自然と問題を解くことができる」かといえば、それだけでは早稲田スポ科[総合問題]に対する準備としては、やや物足りない。なぜなら、端的にいえば英語に関する能力ばかりでなく、《科学的リテラシー》《数的リテラシー》《読解力》の3つを大学側は求めているからである。
この3つの能力は、PISA(Programme for International Student Assessment;「OECD生徒の学習到達度調査」)で測定されている項目、能力である。早稲田スポ科による今回の[総合問題]は、かなり明確にこのPISAを意識した出題であったことが特徴である。それが理解できれば、自ずと準備段階で当たっておくべき類題は浮き出てくる。
当校では、《英語課題文》の問題を20題以上、すでに選定した(2025年5月初現在)。受講生にはそれらの問題群を頒布し、対策を進めてもらう。受講生は、意外とも思える大学学部群から選び出していると感じるかもしれないものの、PISA、つまり国際的な学習測定基準が念頭に置かれた出題であったことを受けて、当校博士課程出身陣による検討を踏まえてスポ科[総合問題]の対策にふさわしいと判断した問題群を厳選している。
スポ科[総合問題]で測られる3つの能力
科学的リテラシー
数的リテラシー
読解力
グラフ・図表読み取り問題に関して大学教員へ特別取材(2024年6月インタビュー実施)
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大学公表の出題意図(大問Ⅰ)
スポーツ科学を「学際的総合科学」として位置づけていることが公開されて示されている。それには、受験生の科学全般(人間科学全般)に対する問題関心や理解を測りたいという意味合いが含まれる。したがって、人間存在の実践する運動やスポーツを幅広く捉えるための準備や対策が求められる。
そうした大学による出題意図を踏まえて、当校の類題選出はその指針に沿うものとしている。






大問Ⅱ
大問Ⅰが英語課題文あるいは英語の図表・グラフを与えたのに対して、大問Ⅱは日本語の課題文・図表が設定された。出典にある北川薫は、中京大学の元学長で、体力科学やスポーツ科学の研究者としては「内臓脂肪型肥満にみる有酸素性トレーニングの効果」「トレーニング期におけるスポーツ選手の身体組成向上についての栄養摂取からの検討」などを研究課題に採っている。
ただし、受験者はその出典にある「身体組成研究」「除脂肪体重」といった用語に惑わされてはならない。決して「難しい」概念ではないからである。冷静によく読めば、高校生にとっても「組みし易い」課題文、設問である。さりとて、高校生にしてみれば「なにかスポーツ科学にまつわる、ひじょうに『難しい』内容や概念が論じられ、それが設問で問われている」と感じた人がいるかもしれない。
そのため、当校では大問Ⅰとあわせて、大問Ⅱ向けの類題を選び出した。
スポ科[総合問題]
1⃣大問Ⅰ向けの《英語課題文》のみならず、
2⃣大問Ⅱ向けの《英語課題文+図表》の類題群である。
他大学でそうした英語と図表読み取りを組み合わせた[総合問題]の出題はあまり多くみられないものの、当校の博士講師陣が[総合問題]を広く渉猟し、チョイスしている。そして、英語に慣れておけば、日本語による課題文・設問であれば、それこそ本番の試験で「余裕」を感じることができるはずである。
くわえて、すでに2025年度入試を受験した当校講座生向けに準備していた[総合問題]対策問の用意もある。実際の出題にあわせて選出した他大学の類題とともに、当校の[総合問題]対策群に当たっておけば、十全なスポ科[総合問題]対策となるだろう。
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2か月コースについて
いったん申込を締め切ったものの、問い合わせに対応するため、期間を厳密に2か月として設定するというよりも、合計7題(過去問3題+予想問4題)を行いたい受験生向けのコースとして継続して受講申込を受け付けることとなりました(2023年12月20日現在)。2024年度も同様の設定とします(2024年12月18日現在)。
大学公表の出題意図(大問Ⅱ)
ただし付言しておけば、大学の示した出題意図に「高校保健体育・教科書に収載される用語以外も含まれるが」と注釈を付けている点は見逃せない。つまり、高校教科書が高校生による学習の基盤でありつつも、それ以上の、あるいはプラスαの知識や理解もスポ科は求めている。あくまでも高校教科書の範囲内のみに拘泥しないと宣言している以上、それにあわせた準備や対策が求められるだろう。
当校は従来から「わかりやすくも高水準なレクチャー内容」を高校生に提示することを旨としてきた。2025年度[総合問題]の出題内容を当校の博士課程出身講師陣で分析した際に、受講生に伝えてきたレクチャー内容の方向性は「間違っていなかった」となった。また、当校講座受講生のスポ科合格者より「合格するには十分すぎるほど贅沢で、レベルが高くも、わかりやすい添削だった」と幸いにも寄せられた点からも、高い水準で準備を進めることの重要性が明瞭になったと捉えている。
大問Ⅲ
従来型の小論文問題、いわゆる「一行問題」が出題された。これまで出題されてきた小論文課題が継続されたとみていいだろう。また、今回は「大学生は大人なのか、子どもなのか」という一見すれば、スポーツや運動とは関係のないテーマが出題された。
当校受講生による試験時の再現答案に限らず、他予備校による解答速報で示された解答例でもスポーツや運動に言及していない、それらを関連させながら論じていない答案がみられた。むろん、それでも合格を果たすことができる。つまり、この出題テーマは受験生自身が《対自化》をおこなうことができるかみている。ユニークな出題であった。
一般選抜 | 出題テーマ |
---|---|
2025年度 | 「大学生は『子ども』なのか『大人』なのか」 |
2024年度 | 「この世からスポーツがなくなったらどうなるか」 |
2023年度 | 「『退屈の意味』について」 |
スポーツ推薦 | 出題テーマ |
---|---|
2025年度 | 「スポーツにおける『運』の重要性」 |
2024年度 | 「『失敗の効用』について」 |
2023年度 | 「ヒトはこの先、どのように変化するのかに関する予想と理由」 |
大学公表の出題意図(大問Ⅱ)
講評にもこれまで通り「議論の仕方は自由で構わない」とある。今回は、スポーツや運動と関係づけても、もしくは関連させなくとも立論ができるテーマであった。もちろん、今後どのような小論文テーマが出題されるのかはわからない。とはいえ、重要であろうことは、従来の出題のように、スポーツや運動について直接的に問う可能性もある点にある。
つまり、過去に出題された小論文テーマを論じる訓練はしておかねばならないだろう。それと同時に、《対自化》ができるのかを問うほか、出題意図に示された「独自の探求を展開する思考力・判断力・表現力」を磨き上げておくことが受験生は求められている。
過去問の正答例(および添削例)
※以下、画像クリックで該当ページへ
小論文対策を行うにあたり、自己推薦選抜、一般選抜の双方ともチェックしておく必要があります。
なぜなら、わかりやすく言って、小論文に関して「自己推薦だからこの問題を出題しよう」「一般選抜向けにはこの問題を出そう」という切り分けをしているとは考えにくいからです(推薦入試の面接においては、競技歴などに応じた質問が個別になされる一方で、小論文に関して自己推薦/一般選抜の弁別はなされていないと思われます)。
双方の出題ともスポ科教員が「こうした小論文設問を出せば、入学の適性を測ることができる」と想定していると捉えたほうが自然です。
2026年度入試に向けた対策[2]
当校では、総合型選抜(スポーツ自己推薦)・一般選抜の双方について過去数年分の出題に対する解答例を用意している。それらは、高校生が書いたもの(提出答案)を修正し、合格水準へと引き上げたものをまとめたものである。資料として受講生に頒布している。複数の解答例を書き分けた過去問もある。また、いずれのテーマでも参考にしてもらうことのできる文例集もあわせて配っている。
受講生は、こうした資料をいわば教科書、テキストとして活用してほしい。これらの「テキスト」を通じて、「どう書けばよいのか」「どのように表現すればよいのか」を知ることができるはずである。いわば「表現庫」を入手してもらうことで、大学が測定する「独自の探求を展開する思考力・判断力・表現力」を身につけることができよう。
2026年度試験対策[まとめ]
過去問とスポ科研究動向の深い分析【オリジナル対策問・予想問】
設問文を読むことで、スポーツに関する図表読み取りを行う[総合問題]の対策ができるよう設計した対策問題群で質が高く的確かつ精緻な対策を!
入試科目と配点の変更
スポ科2025年度入試で、従来の[小論文 50点/90分]から新たに[総合問題 100点/120分]へと科目が変更され、配点が倍増し、事前対策がより一層重要となりました










練習用問題2題、対策問題3題(+参考問題1題)を掲載
スポ科博士課程所属講師(聖光学院出身)による受講生の答案2編とそれに対する添削および詳細な講評を公開の
ではどう論じればよいのか、どのように書けばよいのか、提出答案を活かした正答の方向性をわかりやすく高水準で提示
ほかにどこにもない総合問題対策問
早稲田大学博士課程出身講師陣
- 大学でロジカルライティングを教える講師(国立大学附属中高出身)
- 早稲田大学大学院博士課程出身の講師(筑駒・聖光学院出身ほか)
らによる大学院水準の精密で高度な分析、検討、議論から、受験生が
- 《これを解けば総合問題対策になる》
- 《スポ科の教授たちはこういうことを総合問題・小論文で訊きたいと考えている》
という観点から析出した具体的な対策問題を作成。
2026年度は、総合問題の二回目の出題となるため、高い水準で事前準備を行い、対策を進めておくことが他受験生に差をつけることになるでしょう。
合格者の声(2024年度入試)
※画像クリックで合格者インタビューへ
国公立大学の出題傾向分析にも精通
スポ科2023年度問題を例にとって《そもそも小論文とはなにか?》《受かる小論文を書くためにはなにが重要なのか?》について概説


2024年度問題(一般選抜)正答例・解説
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2023年度問題(一般選抜)正答例・解説


2023年度問題(自己推薦)正答例・添削例


2022年度問題(一般選抜)正答例・添削例


2021年度問題(一般選抜)分析
出題された問題から、受験生に《どのような背景知識や能力》を求めていると考えられるのかについて、早慶専科講座の案内文のなかで説明しています。
問題用紙・解答用紙(pdf)https://www.waseda.jp/inst/admission/assets/uploads/2023/04/20_2023_ippan_shoronbun.pdf
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