東京学芸大学 教育学部[前期]一般選抜 小論文の概要と傾向
出題の傾向
難易度:標準
【POINT】
東京学芸大学は、小論文を重視した入学試験方式を採用しています。
推薦選抜で志願書類の提出や小論文試験が課されるとともに、一般選抜の二次試験において小論文で合否が決まるコース・プログラムもあり、しっかりとした対策が求められます。各コース・プログラムの問題を概観した際に、当校の考えるその最大の特徴は、それぞれが個別具体的な出題をおこないつつ、そのなかで教育学の大学院修士課程の出題と類似した出題もみられるという点にあります。
奇をてらうことなく良質で良識に基づいた教員養成系大学らしい出題がなされています。受験生に問われているのは、入学後に各専攻の講義を理解し、キャッチアップしていくことのできる、基礎的かつ実践的で「骨太な」学問的能力や素養です。当校の展開する小論文対策プログラムは大学が受験生に求めている点に合致することから、当校受講生には、各専攻・コースごとに出題の特徴と対策を講座内でレクチャーします。
推薦選抜においては、出願書類のブラッシュアップのみならず、場合によっては面接対策を含めてレクチャーしていきます。一般選抜での合格を目指す受験生には、共通テスト後から短期間で小論文試験の対策を行い、合格圏内の答案を書けるようになるよう、オーダーメイドで取り組むべき事項を伝えます。また、東京学芸大のいずれの専攻でも共通して読んでおく必要のある書籍(新書)も紹介します。
そして、小論文対策の準備にかけられる時間が限られている際に、重要なのは次の二点です。
POINT1 準備の手を広げ過ぎない
当校講師が教育学研究科(修士課程)に入学する際に、社会人で就業しながら受験対策を進めたため、いかに限られた時間のなかで合格圏内の小論文答案を書けるようにするかが、重要なテーマでした。そのノウハウを講座で伝授していきます。一言で言えば、小論文対策で決定的に重要な点は、いかに良質な論考、書籍を選定するかにあります。
具体的には、学芸大であれば、教育にまつわる立論をするにあたり、いわば答案の背骨となる重要論考をいかに選定するかが合否を左右します。広く教育学に関わる大学教員でこの論考を知らない人はいないという教育学を代表する論者の主張にターゲットを絞り、その教育思想を答案記述に盛り込んでいくことが短期間で対策するうえでのポイントとなります。そうした答案は、採点者である大学教員に広い意味での教育学に取り組む素養と能力をアピールすることになります。講義でそのやり方をレクチャーします。
※インタビュー冒頭部分(約9分)
※カフェでの取材だったため、周囲の音が入っていることを予め了解下さい
POINT2 短期間で論文形式に慣れるとともに、習熟する
前述の良質な論考、書籍にあたっておくことは、たとえ短期間であっても、論文形式に慣れることにもつながります。課題文が与えられる際に、その内容の難易に拠らず、読解することが容易になるという副次的な効果も期待できます。その重要性は、旧帝大の小論文対策とも共通しています。短期間で一気に集中してそうした論考に慣れることで、安心して本番の試験を迎えることになります。
当校受講生でも1ヵ月、3週間や2週間(合格者の声)といった、非常に短い時間で論文形式の小論文答案が書けるところまで執筆力を身につけ、合格をつかみ取っています。講座ではその支援と誘導を力強く行っていきます。
※なお、当校講師は社会情報学、メディア研究で博士課程で修学した経験や私立大学で「情報社会論」の講師を務めた経験もあるため、東大情報学環(大学院修士課程)入試や社会科学系大学院修士課程入試の論文指導も可能です
合格者の声(2024年度大学入試)
対応講座・コース ※受講申込受付中
一般選抜前期日程、私費外国人、帰国生 A類英語コース、B類英語コース A類社会コース、A類現代教育実践コース環境教育プログラム、B類社会コース 現代社会/倫理/政治経済 A類現代教育実践コース学校教育プログラム A類社会コース、B類社会コース A類現代教育実践コース環境教育プログラム C類特別支援教育専攻 D類養護教育コース E類生涯学習・文化遺産教育コース E類教ソーシャルワークコース E類多文化共生教育コース E類表現教育コース |
一般選抜後期日程 C類特別支援教育専攻 |
推薦選抜 A類国語コース、B類国語コース A類保健体育コース、 B類保健体育コース、E類生涯スポーツコース A類英語コース、B類英語コース A類現代教育実践コース国際教育プログラム A類ものづくり技術コース、B類技術コース A類幼児教育コース D類養護教育コース E類カウンセリングコース E類ソーシャルワークコース E類表現教育コース |
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早稲田大学教育学部C方式(共通テスト利用)や青山学院大学教育人間科学部を併願する際は
その小論文問題の答案執筆および添削・講評もあわせて行います
大学入試の小論文解説・正答例&Web講義
具体的な対策問題
過去問以外に、どのような問題に取り組むことが小論文対策になるかわからないといった相談の声が寄せられることがあります。当校では、アドミッションポリシーを分析し、過去問以外で事前に取り組むべき対策問題を選定して提示するほか、時事課題論文については新聞記事から作問して用意するケースもあります。
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動画解説(※画像クリックで遷移)
小論文の書き方
- 小論文に関する基本的な考え方や知識(①②③)
- 各大学の入試小論文解説(④)
- 正答例にくわえてWeb上での講義(⑤)
- 当校受講生の合格者の声(⑥)
を以下のリンクからみることができます。
参考)東大情報学環・お茶の水女子大・一橋大 院試過去問
例えば、東大情報学環(大学院修士課程)入試では、次のように出題される(2020年過去問)。院試では課題文は与えられないことが一般的です。
以下はお茶の水女子大と一橋大の修士課程の過去問(2023年)。
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