[国語研]

2025年4月より私立大学で講義科目[ロジカルライティング]を大学教員として教える講師がレクチャーする高水準でわかりやすい大学入試小論文講座

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詳細解説

　難関国公立・私立大学の現代文国語、とりわけ論説文・評論文と呼ばれる問題のうち、難度の高い出題の詳細解説をおこなっています。選択式（選択肢問題）に限らず記述式、短答式の各問題ともあわせて対策をおこなうことは、国語の論述力や記述力を向上させるのはもちろんのこと、小論文や総合問題への対策となるばかりか、さらに論理的思考力を身につける訓練にもなると期待されるものです。つまり、英数国理社など各教科で各大学学部が出題する記述式のみならず、選択式の問題を解く際にも活きる力です。

近日の試験概況と合格者コメントからみえること
受験生は、[小論文]と[現代文国語]を同時に対策する時代へと入りつつあります。
受講生の成績進捗のみならず合格状況から「書くことができれば読める」「読むことができれば書ける」点が見て取れます。

POINT

課題文の高難度化

なぜなら、双方の試験で課題文として採られる評論文、論考、論理的文章に相違はないように捉えられるからです。

POINT

[小論文]と[現代文国語]の接近

つまり、両試験の境界は溶解しつつあるとみなせるでしょう。大学共通テストの[現代文国語]に図表が採られている点からも受験生はそうした特徴を感じ取っているはずです。

POINT

論理的読解力、思考力、表現力の測定

要するに、大学側は[小論文]と[現代文国語]のいずれでも、論理的な読解力、思考力、表現力を測ることを試験において企図しています。

GOAL

時代的趨勢、要請

混迷を深める社会的状況のなかで、「答えのない問い」に対峙するためには、こうした三つの能力やその資質が必要だと大学側は考えています。
そうであるがゆえに、受験生に対して《複雑》で《難解》ともいえる論考を課題文として課す傾向にあると捉えられます。

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大学入試の小論文解説

大学入試の小論文解説

国公立大学編

参考：文部科学省「６．記述式問題の経緯」（2020年11月26日）